ハートマークは古墳時代から人気!?
こちらはインスタグラム等のSNSで一気に有名になった宇治にあるお寺、正寿院の一室。ハートの窓のかわいい写真が撮れるという事で若い女性を中心に人気に火が付きましたが、実はこちらハートではなくて猪目(いのめ)という日本古来からある模様の一つという事ご存知でしたか?
さかのぼると、古墳時代や奈良時代から刀等の装飾として猪目の模様が彫られていたそうです。
猪目は魔除けや福を招く護符の意味合いがあり、寺社仏閣等、伝統的な日本建築で多く見られます。
例えば建築物の屋根の下等、木のつなぎ目を隠す装飾にあったり
釘の頭を隠すために使われてい六角形の金具にもよく猪目が使われています。
お賽銭箱や仏具等にも
灯籠や
手水鉢にも
他にも刀の鍔などの装飾にも用いられています。
なぜこの形を猪目というのか、猪の目を逆さにした形から、はたまた、『懸魚(けぎょ)』と呼ばれる装飾が猪に見えるから、等諸説あるようです。
皆さんの身近な神社やお寺にもおハートが使われているかも?
今まで知らなかった方、ぜひ今度、探してみてくださいね♪