京都のアジサイおすすめスポット 5選

 

真正極楽寺

 

 

通称は真如堂(しんにょどう)と呼ばれる天台宗のお寺で、戒算上人が984年(永観2)開創。応仁の乱の後、各所に移転した後、1693年(元禄6)現在地に落ち着きました。

紅葉の名所として親しまれていますが、実は隠れた紫陽花の名所でもあります。本堂の裏に紫陽花園があり、鮮やかな青もみじとともに、6月上旬から1000株の紫陽花が咲き誇る境内は無料で楽しめます。

 

紫陽花の季節には手水が紫陽花や青もみじで彩られる事も

 

真如堂の庭園「涅槃の庭」は、比叡山など東山三十六峰を借景とした枯山水で、晴れた日は大文字山を望むことができます。2010年に重森千青氏によって作庭された「隨縁の庭」は四つ目の家紋をモチーフに作られた和風モダンな庭でまた違った雰囲気を楽しむことが出来ます。

京都駅からバスで45分ほどの所にあり、穴場的なお寺なので人も少なく、座ってゆっくりお庭を眺めたり、紫陽花園を散策することができます。(庭園は有料ですが、本堂、紫陽花園の入場は無料です。)

 

徒歩10分弱で金戒光明寺、15分弱で哲学の道があり、ぶらぶら散策するのにもおススメ。

 

智積院

智積院(ちしゃくいん)は真言宗智山派の総本山であり、京都市東山七条にあります。

 

もとは文禄元年(1592)に豊臣秀吉が愛児鶴松のために創建した祥雲寺があったところで、慶長5年(1600)に玄宥僧正が家康から寺地をもらい受けて建立しました。

本堂の裏手に紫陽花園があり、無料で散策することが出来ます。

収蔵庫には、長谷川等伯一派による豪華絢爛な姿の安土桃山文化を代表する桜・楓図(国宝)など極彩色の障壁画が展示されています。

 

中国の廬山を形どって作られた利休好みの庭として有名な庭園も見どころの一つです。(収蔵庫、庭園は有料です)

 

京都駅から徒歩で約20分もしくはバスで約15分、智積院の徒歩5分程の圏内に三十三間堂京都国立博物館があります。



※京都には紫陽花の名所がたくさんありますが、お寺巡りをすると拝観料がけっこうかかりますよね。紫陽花園を無料で楽しみたい方は真正極楽寺と②智積院をお勧めします♪

 

 

三室戸寺

お抹茶が有名な宇治市にあるお寺。創建は、奈良時代まで遡る三室戸寺光仁天皇の勅願により創建されたと伝わり、皇族や貴族の崇敬を集めました。境内は広大で、高低差のある山裾に位置しています。

庭園は中根金作によって1989年(平成元年)に作庭された枯山水庭園と池泉回遊式庭園の他、広庭からなり、5,000坪の広さがあります。5月は2万株のツツジ、一千本のシャクナゲ、6月は1万株のアジサイ、7月はハス、さらに秋は紅葉も楽しめます。

人気のお抹茶のお店や、十円玉で有名な平等院もバスで約20分でアクセスできます。

ピンクと紫の2色ある紫陽花のお守りも人気です。

 

④藤森神社

今から約1800年前に、神功皇后によって創建された皇室ともゆかりの深い古社です。本殿は正徳2年、中御門天皇より賜ったものです。菖蒲の節句発祥の神社としても知られ、菖蒲→勝負の連想から現在は馬と勝負事の神社として知られており、競馬関係者・ファンの信仰を集めています。

5月5日の「藤森祭」は、朝からみこし3基が氏子(区域)内を巡行し、武者行列が練り歩きます。端午の節句に武者人形を飾る風習はこの行事に由来しているといわれています。6月から7月にかけて紫陽花苑が公開され、3,500株の紫陽花を楽しむことが出来ます。(有料)

紫陽花模様の鈴のお守りは幸せを運んでくれるそう。

 

⑤峯喜寺

 

善峯寺は、西京区の山中にある平安時代中期(1029年)に源算上人によって開かれた天台宗のお寺です。敷地は広大で、10,000㎡の庭には約8000本のあじさいがあり遊歩道を上ると下に京都市の絶景が見えます。

紫陽花は地図の⑤〜⑪あたりに集中していますが、他にも見どころが沢山あるのでゆっくり時間をかけて回るのであれば1時間以上見ておいた方がいいかもしれません。

とても広大で景色を楽しめるお寺ですが、公共交通機関だと少しアクセスが悪い(バスの本数が少ない)ので事前に調べてから行った方がいいです。また山の中にあり階段や坂が多いので動きやすい格好で行くのをおススメします。